三重県松阪市の医療と介護の専門家 

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南勢地区脳卒中フォーラムに参加しました。

 
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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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昨夜はフレックスホテルで行われた南勢地区脳卒中フォーラムに行ってきました。

特別講演のタイトルが「脳血管性認知症の病態と居宅介護のコツ~ボストン学派の理論に基づく実践~」です。演者は(株)日本ヒューマンヘルスケア研究所所長の中村裕子先生です。グループホームや有料老人ホームを併設し多くの認知症患者さんを診察しているためタイトルから気になりました。

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まず勉強になったのが精神科の先生なら当たり前かもしれませんが、DSM-5では認知症のことをdementiaではなくmajor neurocognitive disorder(大神経認知障害)という言い方に変わったということで、神経認知機能が大きく障害され生活が自立困難なものをいわゆる認知症と定義しなおされていることを知りました。

認知症居宅介護のコツという点では出来ること・好きなこと・喜ぶこと・嫌がることを理解し、認知症患者さんに自信を持ってもらうことが大事とのことでした。話を聞きながらこれは認知症対応型グループホームや小規模デイサービスで行っているような介護に近いものがあると思いました。ただ、これを居宅介護で行うとなると家族がいつも患者さんの病気を受け入れて怒らず優しく対応するということになり、よほどできた家族でないと家族にもストレスが貯まり無理かなとも思います。ただ、内容としては素晴らしく是非医療関係者だけでなく、介護関係の方にも聞いていただくと参考になると思う内容でした。私も機会があれば職員へ指導していこうかと考えています。

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