【3%ダイエット】肥満による健康への悪影響を改善!
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こんにちは!
三重県松阪市の医療と介護の専門家、
西井医院の院長( @nishii.hospital)です。
肥満があって、持病に悪影響を及ぼしている人は一度は主治医の先生から「痩せましょう」と言われたことがあると思います。
では具体的にどれだけ痩せれば、血液検査の数値や血圧は改善するのかと思ったことはありませんか?
「肥満症」は、肥満と判定され(BMIが25以上)、かつ肥満による健康への悪影響があらわれている状態のことです。
多くの場合「内臓脂肪型肥満」がみられます。
BMI:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算される体格指数で、日本人では25以上を「肥満」と判定します。
3%のダイエットで肥満が関連する検査値が改善する
肥満症患者3500人に特定保健指導を行った研究では、3%以上減量した人で11の検査項目で改善がみられたとの報告があります。
11の検査項目
- 収縮期血圧
- 拡張期血圧
- 中性脂肪
- 悪玉のHDLコレステロール
- 善玉のLDLコレステロール
- 空腹時血糖値
- HbA1c
- 尿酸値
- AST(GOT)
- ALT(GPT)
- γ-GTP
肥満が健康に及ぼす悪影響
肥満は多くの疾患と関連して健康に悪影響を及ぼします。
内臓だけでなく、肥満により関節への負担がかかり痛みや変形も合併します。
肥満が影響を及ぼす疾患例
- 2型糖尿病やその予備群
- 脂質異常症
- 高尿酸血症と痛風
- 狭心症・心筋梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
- 脳梗塞
- 月経異常・不妊
- 慢性腎臓病(CKD)
- 睡眠時無呼吸症候群
- ひざ・股関節・背骨・手指などの関節の障害
内臓脂肪は貯まりやすく減りやすい
内臓脂肪は「貯まりやすく、減りやすい」ため、少しの減量でも内臓脂肪が減って血圧や血糖、コレステロール、中性脂肪などの数値が改善します。
実際に数値が改善していれば、それが励みになり食事療法を続けやすくなります。
痩身マシンや皮下脂肪吸引術は数値を改善しない
痩身マシーン
シェイプアップに特化した医療レーザー機器を使用し、外部から脂肪細胞やセルライトに刺激を与えます。
皮下脂肪組織を溶かす超音波治療器、脂肪を冷却してから刺激で分解する機器、引き締めたい部位を温める機器などがあります。
脂肪吸引
細い管を用いてやせたい部位の脂肪細胞を直接吸引し、ボディラインを整える痩身法です。
いずれも皮下脂肪を減らす治療であって、内臓脂肪は減りません。
見た目は痩せることができますが、健康に悪影響を及ぼす内臓脂肪が減らないため数値も改善しません。
医療機関で行う「3%ダイエット」のメリット
- ダイエット前後の血液検査で実際にどの程度改善したかが分かる。
- 肥満を生じる内分泌疾患の合併の有無を調べることができる。
- 脂肪燃焼効果のある防風通聖散などの漢方薬などが使える。
- 糖尿病を合併している場合、減量効果のあるSGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬を使用できる。
3%ダイエットは、80㎏の人ならわずか2.4kg減らすだけです。
職場の健診などで数値が高いと言われ続けている人は、まず「3%ダイエット」をしてみませんか?
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