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【実は怖い糖尿病】足のケガ予防について【フットケアが大事②】

 
この記事を書いている人 - WRITER -
1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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こんにちは!

三重県松阪市の医療と介護の専門家、

西井医院の院長(  @nishii.hospital)です。

 

前回は糖尿病性足壊疽がなぜ起こるかについて解説しました。

今回は足壊疽の原因となる足の傷をどうやって予防するかの1回目で怪我予防についてです。

 

足に怪我を負わないために

糖尿病で足を失わないために、一番大事なことは足に怪我をしないことです。

壊疽のような重症の病気も、初めは小さな怪我や傷から始まることがほとんどです。

院長
前回の記事で紹介したレスラーの谷津嘉章さんは血マメが原因だったそうです。

 

怪我をしないためのちょっとした配慮が、あなたの足を守ります。

 

予防策①:靴下をいつも履いておく

足の裏や爪先などに小さな傷ができるのを防ぐため、いつも靴下を履きましょう。

靴を履くときはもちろんですが、家の中でも靴下を履いておくことを薦めます。

 

選ぶべき靴下

  • きつすぎる靴下は避ける。

きつすぎる靴下は血流が悪くなります。

サイズのあったものを履きましょう。

 

  • 通気性のよいものを選ぶ

色は白のほうが、出血した際に気づきやすいので、おすすめです。

 

糖尿病用の靴下も実は売っています。

 

もちろん靴下は毎日清潔なものに履き替えましょう。

雨で濡れたときなどは、足をよく乾かして新しい靴下に履き替えましょう。

 

予防策②:靴の中に小石などが入っていないか確認!

神経障害で感覚が鈍くなっていると、靴に小石などの異物が入っているのに気づかずに履き続けてしまうことがあります。

そして足に傷を作ってしまうことがあります。

靴を履くときは、中に小石などが入っていないか確認する癖をつけましょう。

 

予防策③:自分の足にフィットする靴をよく選ぶ

足を守るためには、靴選びが大切です。

 

サイズが合わせる

サイズを合っていない靴を履いている人は意外と多いです。

足が大きくなる夕方に履いて選ぶとよいでしょう。

サイズだけではなくて、足のかたち(甲の高さや幅)、足首周りもよくフィットするものをみつけてください。

院長
シューフィッターのいるお店で靴を買うといいですね。

 

踵(かかと)があまり高くないもの

ハイヒールなどは爪先に体重の負担が集中します。

足全体が覆われるサンダル履きなどは怪我のもとです。

柔らかくて通気性のある材質靴擦れ予防のために、ウォーキングシューズなどの柔らかい材質のものがおすすめです。

足が蒸れないように、通気性もチェックしておきたい項目です。

 

予防策④:初めて履く靴は、少しずつ履き慣らす。

おろしたての靴をいきなり長時間履くと、靴擦れなどのトラブルが起きることがあります。

少しずつ履き慣らしましょう。

 

まとめ

  • 靴下は常にはいておく
  • 靴を履くときは中を確認
  • 自分の足に合った靴を選ぶ
  • 新品の靴は足に慣らす

 

次回は足のやけど予防についての予定です。

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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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