三重県松阪市の医療と介護の専門家 

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漢方薬で行う日焼け対策 日焼け前~日焼け後までの3処方

 
この記事を書いている人 - WRITER -
1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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こんにちは!

三重県松阪市の医療と介護の専門家、西井医院の院長(  @nishii.hospital)です。

日々暖かくなってきましたが、暖かくなると紫外線の量も増えてきます。

月別紫外線量

出典:環境省「紫外線環境保険マニュアル」

日焼け予防は様々な対策がありますので皮膚科の先生に譲ります。

そこで内科医ならではの漢方を使用した内側からの日焼け対策についてです。

 

日焼けをしても、シミやシワができにくい体質を作る

加齢とともに肌の新陳代謝は低下してしまいます。

そのため日焼けが原因のシミやシワができやすくなります。

また、日焼けは皮膚のやけど、すなわち炎症です。

炎症により免疫力が低下して、体力も奪われる原因になります。

外側からと内側からの両方のケアが必要です。

 

肌トラブルを起こす前に漢方で免疫力アップ

日焼けで肌トラブルを起こす前に免疫力アップ作用のある漢方薬を使います。

最近の20代、30代前半くらいの女性は労働時間が長く、休みをなかなか取れない方が多いです。

疲れると免疫力が低下し、血行不良や脱水を起こしやすくなります。

その結果、目の下にクマができたり、顔色が悪くなったりします。

そういう方には体力が低下したときに使う補中益気湯(ホチュウエッキトウ)を用います。

使用方法:1日2-3回内服です。

院長
補中益気湯は、全身倦怠感や食欲不振などをともなう、さまざまな体の不調が処方の対象となる便利な漢方です。

私も冬場のインフルエンザ予防に使ったりします。

 

うっかり日焼けをしてしまったらどうする?

日焼け後すぐの初期段階では、やけどに似た状態です(中医学では血熱といいます)。

皮膚の熱を冷ますような漢方薬や鎮静効果のあるアロマを使用します。

 

内側からの日焼け早期ケア(黄連解毒湯

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)など、清熱解毒の効果のある生薬が配合された漢方薬で皮膚の炎症を抑えます。

日光過敏症の方にも有効だと言われています。

使用方法:内服により使用します。状態により量や回数は変わります。

院長
皮膚科での黄連解毒湯は体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色が赤く、いらいらして落ち着かない傾向のある方の湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみなどに使います。

 

日焼け後、シミにさせない方法は?

日焼け後、皮膚の赤みが治まったとしても、次に肌表面に表れてくるのがシミです。

紫外線を浴びた後、皮膚にある色素細胞が活性化して黒色メラニン(シミのもと)ができます。

このメラニンは通常は垢として体外に放り出されます。

しかし肌の新陳代謝が悪くなってくるとこれらが皮膚に残り、シミ・そばかすの原因になります。

特に年齢とともに、新陳代謝が低下してきている30代以降は要注意です。

漢方の考え方では、このシミの原因は「瘀血(オケツ:血液の質が悪くなり、流れが悪くなった状態)」と考えます。

血の流れが悪くなると、血自体も汚れてしまい、皮膚表面の新陳代謝が悪くなり、黒いシミやくすみとして皮膚の表面に表れてきます。

対策は血の流れをスムーズにすることです。

 

内側からのシミ対策ケア(桂枝茯苓丸

血の流れを良くする桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)があります。

使用方法:1日2-3回内服します。

桂枝茯苓丸は、シミ対策だけでなく、肩こりや生理痛などを予防することにもなり、一石二鳥以上のうれしい効果が期待できます。

院長
皮膚科での桂枝茯苓丸はにきびや、しみをはじめ、湿疹・皮膚炎、しもやけなど、皮膚のトラブルに用いられています。

 

効果が出るには時間がかかりますが慌てず服用しましょう

今回ご紹介したこの3処方はどれもじっくりじわじわと効いてくるタイプの漢方薬です。

効果を実感していただくためには2〜3週間は続けて欲しいです。

長期処方となるので、薬局で買うよりも医療機関で処方を受ける方がよいかと思います。

ただし、1ヶ月以上何も効果が感じられないのに長々と飲み続けるというのも考えものです。

院長
飲み始めて1ヶ月くらいで改善したらそれ以降もやめないで飲み続けてください。

漢方薬のおかげで一時的に症状が改善しているだけであって、体質を変えるには少し長めに飲んでもらう必要があります。

 

使っている漢方が体質(証)に合っていない場合

胃ががむかむかしたり下痢や便秘になるなど、効果よりも副作用の方が先に表れてくる場合もあります。

そういう場合は服用を中止し、かかりつけのお医者さんや薬剤師さんに相談しましょう。

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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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