巻き爪マイスター®による巻き爪治療を始めました
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巻き爪の矯正治療として、「巻き爪マイスター®」の取り扱いを始めました。
巻き爪マイスターは、ばねメーカーのマルホ発條工業株式会社が開発した巻き爪の矯正具です。
安全面に十分留意した上で、超弾性合金ワイヤーによって持続的な矯正力を確保できる構造になっており、過度に湾曲した爪を自然な形に直していけます。
巻き爪マイスターの施術は白い爪が3mm以上あれば施術可能です。
巻き爪とは
爪が過度に彎曲した状態を指して「巻き爪」と呼びます。
彎曲の程度によって、軽度、中等度、重度と識別されることがあります。
巻き爪の原因
- 末節骨の変形
- 窮屈な靴やハイヒール
- 圧迫の強いストッキングや靴下
- 歩行量の不足
- 外反母趾
- 乾癬や爪白癬等の皮膚疾患
など、巻き爪の原因は多岐にわたります。
巻き爪と陥入爪の違い
巻き爪とは、爪の両側または片側が異常に内側に巻いている状態のことをいいます。
巻き爪だけでは治療の対象にはなりませんが、痛かったり炎症や出血を起こしたりすると、ケアや治療が必要です。
もともと爪は巻こうとする性質を持っていますが、通常、歩行などにより下からの荷重がかかることで、正常な爪の状態が保たれています。
寝たきりの方や車いす生活など、歩行されない方は、全部の足趾が巻き爪になっていることが多いです。
また、片麻痺の方は患側の爪が巻き爪になっている場合が非常に多いです。
一方、陥入爪は爪が爪の側面の皮膚(側爪郭)に刺さっている症状のことです。
深爪などでできた爪棘が原因の場合や、オーバーネイルといって先天的に爪のサイズが足趾の幅に対して大きすぎ、荷重がかかると爪が側爪郭に食い込んでしまう場合があります。
つまり爪が巻いていなくても陥入爪になることがあります。
巻き爪と陥入爪が併発していることも多いため混同されがちですが、治療が異なりますので、両者の違いを認識しておく必要があります。
巻き爪マイスター®とは
巻き爪治療に使用される医療機器です。
Uフックを爪の両側縁に引っかけ、コイルばねに内蔵された超弾性合金ワイヤの弾性力を利用して、爪の彎曲を矯正します。
巻き爪マイスター®の特徴
- 超弾性合金ワイヤが、持続的に爪の彎曲を矯正します。
- ワイヤをコイルが抱合する設計であり、安全性に配慮しています。
- ばねの伸縮を利用して、フックを爪側縁に引っかけることで、比較的短時間で装着できます。
- 爪を自然な形で矯正できる設計です。また、近位部への矯正効果も期待できます。
適応となる巻き爪
軽度、中等度の巻き爪を中心に、保存的治療の適応となる巻き爪に広く適用いただけます。
適応外の場合は皮膚科での治療をお勧めしています。
どれくらいの使用期間で痛み・彎曲に対して効果が現れるか
通常、矯正開始2週間には痛みが減少し、1-2ヵ月装着を続けていれば巻き爪は改善します。
ただし個人差があり、重度の巻き爪の方では3ヵ月以上かかる場合もあります。
原則として付け替えは必要ありません
巻き爪マイスターは、2週間~数か月の連続装着を想定して設計されています。
その間に爪が少しずつ伸びてきますが、到着部位を爪の根元側にスライドさせることにより、特に着脱せずに使い続けることが出来ます。
巻き爪マイスター治療の主な流れ
巻き爪マイスターは医療材料なので、装着や着脱は医師が行います。
主な流れは下記の通りです。
鉗子などを使用し、爪の両サイドに付着した角質を除去します
爪の大きさに合わせて適正な巻き爪マイスターを選択し、片方のUフックを爪先端部の側縁に引っかけます
コイルばねが破損しないよう留意しながら爪の湾曲に沿って伸長させ、もう片方のUフックを装着します
装着したUフックを近位側にスライドさせ、専用工具を用いて固定します
Uフックがきちんと固定されたか確認し、必要に応じて微調整を行って完了です
巻き爪マイスター®による巻き爪治療は自由診療です
巻き爪マイスターは特定保険医療材料ではないため、医療保険が適用されません。
そのため、全額自費負担となります。
なお、当院では、10,000円(1趾/回、税込み)で行っています。
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