医療保険担当理事のお仕事

2018-03-28

2019-03-04

WRITER

西井 義典

　

この記事を書いている人 - WRITER -

西井 義典

1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー１万人超のアカウントを２つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。

詳しいプロフィールはこちら

診療報酬改定説明会の講師

27日は松阪のフレックスホテルにて、平成30年度診療報酬改定説明会に行き、在宅医療分野の解説をしてきました。

資料が届くのが1週間ほど前なのと、詳細な算定要件がぎりぎりになってQ＆Aとして出てくるので勉強するのが大変でした。

細かい要件はこの分厚い「改定診療報酬点数表参考資料」通称（白本）を見ながら調べていきますが、この本には目次が無いので見たいところを探すのにとても手間がかかります。

白本

在宅医療分野に関しては

1. 複数医療機関が行う訪問診療の評価
2. 在宅支援診療所以外の診療所による訪問診療の評価
3. 患者の状態に応じたきめ細かな評価を実施
4. 訪問看護ステーションと関係機関との連携

が主な改定ポイントでした。

当院は既に機能強化型在宅支援診療所となっているため、あまり今回の改定では評価されていません。現状維持といったところでしょうか。

在宅時医学総合管理料や施設入居時等医学総合管理料で細かな点数調整が行われたため、4月分の保険請求時は大変かもしれません。

院長の解説が分かりやすかったみたいです

解説の翌日に当院のスタッフや医師会の他の理事先生方より分かりやすい説明でしたよと言われて安心しました。

間違えて算定すると返戻や査定の原因となりますので責任重大です。