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見守り機能も付いたお薬ロボット「eお薬さん」で服薬支援

 
この記事を書いている人 - WRITER -
1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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診察をしていると「お薬が〜日分余っているので合わせてください」という声を老若男女を問わず聞くことがあります。

これが認知症の方になると薬の袋ごと失くしたという場合もあり再処方となることもあります。

なるべくお薬の飲み忘れを防ぐためには、

  • 医師にできること
  • 薬局でできること
  • 自分でできること

の3つがあります。

 

医師にできる服薬管理

まず服薬回数を減らせないか相談しましょう。

同種同効薬でも服薬回数が違うものがあります。

もちろん処方する側としては敢えて1日1回ではなく2回や3回してもらう方が薬をよりよく効かせられるので処方していますが、服用忘れをしては意味がありません。

最近では糖尿病のお薬でも週1回服用や骨粗鬆症のお薬では月1回というものもあります。

またどうしても回数が減らせない場合もあります。

その際は「一包化」をする手もあります。

朝なら朝の薬を一まとめにして袋に詰めてもらうのです。

処方の際に「一包化」と指示をすると薬局でしてくれます。(但し少し余分に費用がかかります)

 

薬局でできる服薬管理

一包化した薬包を服用する時間別に色を付けたり服用時間を薬包に書いてもらえます。

また、以前に余らせた薬を(診察時に医師に頼み数を調整した上で)新しく処方した薬と一包化することもできます。

 

自分であるいは自宅でできる服薬管理

ピルケースを使用したり、お薬カレンダーを使用する、あるいはeお薬さんもあります(高価ですが)。

 

eお薬さんとは?

機械が時間になったらお知らせしてくれて、しかも、飲む分量だけをトレイにいれて押し出してくれます

また薬ケースを取り忘れると改めて音声でお知らせと共に、指定時刻から40分経過すると薬ケースを回収して、次の指定時刻まで薬ケースが取り出せなくなるようになってます。

動画がありますので参照してください。

 

eお薬さんは介助者さん向けの商品です

eお薬さんは自分自身の服薬管理ではなく、同居又は離れて暮らしている介助者向けの商品です。

インターネットに接続することで服薬情報を共有でき、スマートフォンなどで内服の確認ができるのは便利だと思います。

 

eお薬さんのレンタル価格について

 

初期費用:8,000円(税抜き)

月額利用料:4,500円(税抜き)

eお薬さんはレンタル商品となります。

高価ではありますが、身近な人の安全な服薬管理のためにいかがでしょうか?

店頭での販売はされておりませんのでご興味のある方は、西井医院(0598-56-2250)にご相談ください。

エーザイに連絡をさせていただきます。

 

eお薬さん

 

これまでの対処法でも服薬管理ができない時

認知症の方では以上のような対処法でも困難な場合があります。

デイサービスやホームヘルパーさんを利用している場合はその時間に服薬介助してもらえるように薬を処方することも可能です。

但し、この場合は1日1回服用が基本となります。

糖尿病などでは血糖コントロールがやや不十分となることもありますが、飲み忘れや飲み過ぎるよりは良いと思います。

 

最後に

老親の残薬が多くなってきたり、朝・昼・夜の薬の数が合わなくなりだしたら認知症かもしれません。

患者さんだけで医師を受診させず、家族が同席して主治医と相談しましょう。

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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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