インフルエンザの定点当たり報告数の意味を知ってますか?
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こんにちは!
三重県松阪市の医療と介護の専門家、
西井医院の院長( @nishii.hospital)です。
インフルエンザが例年より1月ほど早く全国的に流行シーズンに入ったとのニュースが15日(金)に流れました。
今年はラグビーのワールドカップがあったため、世界中から人の行き来が激しく、そのためインフルエンザウイルスが早めに持ち込まれたのではないかと言われています。
北半球が暖かい時期は寒い南半球のどこかで流行します。
流行シーズンに入ったとは
では何を基準にして「インフルエンザが流行シーズンに入った」と判断しているのでしょうか?
それは「インフルエンザの定点当たり報告数」を基準にしています。
流行開始の目安である1.00 を上回ったら、流行シーズンに入ったと判断します。
定点とは
全国にはインフルエンザ患者数を報告する医療機関が5,000カ所あります。
この医療機関を「定点」といいます。
定点当たり報告数とは
定点当たり報告数とは、このうち「1つの医療機関が1週間で何名のインフルエンザのインフルエンザ患者を診療したか」を表す数字です。
例えば、定点当たり報告数が3ならば、「1つの医療機関で1週間に3名のインフルエンザ患者を診療した」ということです 。
定点当たり報告数が1以上ならその地域は流行域に入ったことになり、10以上なら注意報、30以上なら警報となります。
インフルエンザ対策をしましょう
インフルエンザ対策のポイントは、
- こまめな手洗い
- 休養・栄養・水分補給
- 咳エチケット
- 適度な室内加湿・換気
- 予防接種
です。
咳やくしゃみが出る時は、他の人に移さないようにマスクを着用したり、帰宅後は必ず手洗い、うがいをするなど、予防を心がけましょう。
インフルエンザの予防と対策、検査と診断、症状と治療のまとめ
過去記事で「インフルエンザの予防と対策、検査と診断、症状と治療のまとめ」を書いています。
参考にしてください。
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