爪白癬(爪水虫)の治療は飲み薬と塗り薬があります
スポンサーリンク
当院は内科が主ですが、内科の診察がてら皮膚疾患の相談も受けます。
当然水虫も普通にありますが、厄介なのは爪白癬(爪水虫)です。
爪白癬は市販の軟膏やクリームでは治りません。
白癬菌は家庭内での感染を生じるため治療が必要です。
爪白癬(爪水虫)
引用:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa38/q05.html
爪白癬は内服薬治療が基本
治療は白癬菌に有効なテルビナフィンかイトラコナゾールという薬を内服します。
テルビナフィンは6ヶ月間毎日1錠ずつ内服します。
イトラコナゾールでは1週間内服し、3週間休薬するというパルス療法を3回繰り返します。
まれに肝機能障害を起こすことがあるので、毎月血液検査をしながら内服治療を行います。
爪白癬用の塗薬もあります
爪白癬は内服薬治療が基本ですが、実は塗り薬もあります。
内服薬は確実に治療できますが肝障害を来すことがあるため、肝炎などで使えないあるいは飲み薬は嫌だという方には選択肢となります。
爪の変形がひどい場合、爪用のニッパーなどである程度爪を切り、治療効果を高めることもします。
塗り薬のデメリット
塗り薬は必ず毎日塗らないといけないことと、経験上約一年は治るのにかかります。
そして結構薬価が高いことも欠点です。
また爪の付け根あたりの皮膚が塗り方によってかぶれることがあります。
レナフィンとルコナックの薬価について
治療にはクレナフィンかルコナックを使いますが、クレナフィンは5900.7円/本、ルコナックは3492.3円/本です(2017年6月時点)。
またクレナフィンは開封後1ヶ月しか保たないといった欠点もあります。
但し塗りやすさはクレナフィンはブラシタイプのため液だれしにくくお勧めです。
スポンサーリンク