「団塊の後~三度目の日本~」を読んで
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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。
また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。
地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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明日から仕事が再開となります。
短い休みでしたが久しぶりにのんびりと過ごし、本も何冊か読みました。
その中で今回紹介するのは堺屋太一著の「団塊の後~三度目の日本~」です。
2026年の日本を舞台
2026年の日本を舞台とした未来予測小説ですが、気になったのは「医師余りが目前に迫っている」いうことです。
これはあくまでも小説ですが、堺屋太一さんは(小説家ですが、経済評論家でもあるので)書くにあたって具体的な数字なども考慮に入れているはずです。
団塊の世代が逝った後は医師や医療関係者が余るとのことです。
日本の人口構造と医療関係者の年齢構成は食い違っていて、人口構造は1947~49年生まれの団塊の世代が断然多いですが、医療関係者の年齢構成は1960年代生まれ以降に増えています。
更に最近は地域枠による定員の増加と新規医科大学を認めたことで今後も医学部入学者が増えることが確実です。
今のままでいけば10~15年後には医師余りが現実のものとなり、現在の歯科医や弁護士のようになりコスパの悪い職業になっているでしょう。
私自身も医師余りから逃げきれません(-_-;)
私自身も医師余りの状態から逃げることは出来ません。
今後ますます進化するAI(人工知能)もおそらく医師余りに拍車をかけることになるでしょう。
遠隔診療が本格化すれば競争相手は全国規模となるでしょう。
正月早々悲観的になりつつ、それでも選ばれるために医師プラスαの差別化をしなければいけないと思った次第です。
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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。
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