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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査

 
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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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こんにちは!

三重県松阪市の医療と介護の専門家、

西井医院の院長(  @nishii.hospital)です。

 

今回は睡眠時無呼吸症候群の簡易検査について説明します。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が止まる(無呼吸)病気です。

Sleep Apnea Syndromeの頭文字をとって、「SAS(サス)」とも言われます。

医学的には、10秒以上の気流停止(気道の空気の流れが止まった状態)を無呼吸とし、無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上、若しくは1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸です。

 

生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群の合併は多い

睡眠時無呼吸症候群というと昼間に急に眠気が来てしまうとか、イビキをかいて突然呼吸が止まるといったイメージです。

しかし実は生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群の合併は結構多いのです。

睡眠時無呼吸を有する患者さんは、一般人口と比較して、高血圧が約2倍、虚血性心疾患が約3倍、脳血管疾患が3~5倍の頻度で合併すると報告されています。

不整脈や心不全、心筋梗塞など循環器系の疾患、脳卒中や脳梗塞など脳の疾患との関連も無視できません。

睡眠中の無呼吸によって、血液中の酸素濃度が低くなることで動脈硬化が進行し、心臓や脳の血流に悪影響を及ぼす確率が高まるからです。

 

睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を受けるべき症状

ただ、自分では無呼吸になっていることはなかなか気づけません。

家族から指摘されて初めて検査を受けるといった方は多いです。

下記のような症状がある方は一度睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を受けることをお勧めします。

  • 簡易検査を受けるべき症状大きなイビキをかく。
  • 日中とても眠い
  • 起床時の頭痛やだるさ
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある。
  • 肥満や糖尿病、高血圧である。

 

西井医院では睡眠時無呼吸症候群の検査を行っています。

自宅で腕に小さな検査装置を付けて寝ることで睡眠時無呼吸症候群の簡易検査をすることができます。

(もちろん健康保険の適応です。3割負担の場合、診察料と合わせて5,000円ほどです。)

当院でも簡易検査はできますし、簡易検査の結果精密検査が必要と判断した場合は専門の医療機関へ紹介となります。

気になる方は一度受けてみませんか?

当院での検査の流れや治療について睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療 STOP!いびき・眠気

簡易検査のイメージ図です

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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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