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ベジファーストダイエットより効果的? 「ミートファーストダイエット」のやり方を解説

 
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1974年生まれ。2000年三重大学医学部卒業。三重県松阪市で内科クリニックを10年前からしています。診療所に併設して有料老人ホーム、認知症対応型グループホームもあり、自宅生活の方も含め在宅医療も行っています。 また、インスタグラムでフォロワー1万人超のアカウントを2つ運営するインスタグラマーでもあります。 地域のかかりつけ医として気軽になんでも相談してください。医療と介護の両面から一緒に考えます。
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「炭水化物ファースト」の問題点

「ベジファースト」も「ミートファースト」も、最初に(米やパンといった)炭水化物を摂ることからくる問題を解決するために考え出された方法です。

では、なぜ「炭水化物ファースト」が問題なのでしょうか?

 

お腹がすいて、糖質を多く含む炭水化物をたくさん食べると、すみやかに糖質が吸収されて血糖値が急上昇します。

血糖値が高いままだと、血液中に活性酸素が生まれて細胞や血管内壁を傷つけるなどトラブルが生じます。

このとき、ホルモンのインスリンが分泌され血糖値が下がります。

血糖値の急降下は、さらなる食欲を呼び、また糖質を摂取したくなるという悪循環が始まります。

また、体内でエネルギーに変換されきれない糖質は、脂肪として蓄えられ、太る原因になります。

これを毎食繰り返していくうちに、糖尿病や肥満になりやすくなってしまうのです。

食事を「野菜→肉→炭水化物」の順で食べる「ベジファースト」が生まれたのは、こうした問題を解決するためです。

 

近頃は肉を先に食べ、そのあと野菜→炭水化物の順で食べる「ミートファースト」というダイエット法が注目されています。

今回は、この「ミートファーストダイエット」の効果とやり方について解説していきます。

 

ミートファーストってなに?

「ミートファースト」とは、肉を先に食べ、そのあと野菜→炭水化物の順で食べるダイエット法です。

そもそもベジファーストは、糖や糖質の吸収を抑える食物繊維を先に食べて、脂肪蓄積・肥満の原因となる血糖値の急上昇を抑えるという理論でした。

「ミートファースト」ダイエットの土台にあるのが、小腸から分泌されるインクレチンというホルモンです。

インクレチンは、食べ物を食べてしばらくすると分泌が始まり、胃の蠕動運動が抑制され、脳の満腹中枢に働きかけて食欲も抑える働きがあります。

インクレチンは、野菜や炭水化物を食べても分泌されます。

しかし、肉だと分泌が開始されるのは、野菜・炭水化物よりもずっと早いため、その効果(食欲抑制)が出るのも早いです。

特に脂身が多い霜降り肉を食べると、量の割に満腹感が出やすいのはこのためです。

こうして、自然と過食を抑えることが可能になります。

また、肉の消化器官での滞留時間の長さ(腹持ちの良さ)も、これにプラスの効果を及ぼします。

このような仕組みで、続けることで自然と減量できてしまうのが、「ミートファースト」の一番のメリットです。

 

「ベジファーストダイエット」のデメリット

「ベジファースト」は、確かに短期間に痩せられます。

そのため体重を気にする女性の人気を得やすいダイエット法と言えます。

しかし、これには大きな落とし穴があります。

「ベジファースト」による体重の減りは、筋肉量の減少によるところが大きく、ぜい肉(脂肪)はしっかり残って、基礎代謝も悪くなるという不健康な側面があるのです。

 

対して、「ミートファースト」の要になる食材は、筋肉の原料となるタンパク質が豊富です。

しかも、体内で分解されたタンパク質を再合成するエネルギー源として、肉に含まれる飽和脂肪酸は効率が良く、魚に含まれる多価不飽和脂肪酸よりも優れています。

その結果、筋肉量も基礎代謝もキープされて、脂肪を燃焼しやすい「やせ体質」になります

 

ミートファーストの効果のまとめ

少し食べただけでおなかいっぱいに!

肉を食べた時の胃もたれする感じ……。

それをダイエットに応用します。

肉の脂には満腹感を早く感じさせる効果があります。

ちなみに、お肉が苦手で胸焼けするという人は、よく噛んで食べるようにしましょう。

噛む回数が増えれば唾液が多く分泌され、消化酵素のアミラーゼの効果で胸焼けや胃もたれを防げます。

ひと口の咀嚼の目安は30回です。

 

胃が小さくなって少食に

痩せホルモンとも呼ばれている「インクレチン」という消化管ホルモンには、胃を休息状態にする作用があり、そのカギとなるのが肉の脂です。

肉の脂によって分泌されるインクレチンの効果で、血糖値の乱高下がなくなって安定し、食欲がおさまるので、おなかも空きにくくなります。

 

筋肉量・代謝も向上

肉を食べて体のタンパク質量を増やすことで筋肉が増え、脂肪が燃えやすくなり、基礎代謝の高い「痩せ体質」が手に入ります。

 

何肉が良い? おすすめ食材

肉ならなんでもOKですが、L-カルニチンが多く含まれるお肉を選んだほうが、ダイエットとしては効果的です。

食卓には欠かせない肉、豚肉や鶏肉、牛肉に加えてほしいのが、ダイエットミートとして最も優秀な「ラム肉」です。

L-カルニチンの含有量が多いだけでなく、他の肉より低カロリーです。

そして、高たんぱくでミネラルも豊富です。

特定のお肉ばかり食べていると栄養が偏ってしまうから注意しましょう。

 

ミートファーストのやり方

ミートファーストは、シンプルなルールなので、すぐに実践できるはずです。

食事をするときはいつも「肉 → 野菜 → 炭水化物」の順番で食べるようにすることです。

このダイエットは、肉をたくさん食べればいいということではなく、大切なのはあくまで食べる順番です。

また、食事は15分以上かけてゆっくりと行い、よく噛むことも意識してみましょう。

 

また、肉に続くものとして、牛乳、チーズ、卵も「効果あり」とされています。

朝食で肉を食べるのは負担と感じる人は、これらをメインにするとよいでしょう。

 

もともと肉好きの人なら、このダイエット法を始めるハードルは低いと思いますので、気軽にチャレンジしてはいかがでしょうか。

 

ミートファーストの注意点&気をつけるべきこと

肉は消化吸収に時間がかかるため、夜に食べる時は、就寝3時間前までに食べ終わるようにしてください。

また、健胃消化薬はできるだけ飲まないようにすることです。

ミートファーストで胃腸の動きをゆるやかにして食欲を抑制しても、胃薬を飲んでしまったら水の泡になります。

肉による胃もたれが気になる場合は、毎食後としっかり噛むことを心がけましょう。

最後に、ミートファースト実践中は水分補給をしっかり行うことも大事です。

 

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