スギ花粉症の症状を軽減するなら1月下旬からの予防内服がお勧め
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こんにちは!
三重県松阪市の医療と介護の専門家、
西井医院の院長( @nishii.hospital)です。
2020年のスギ花粉飛散量は昨年7月が雨が続いたため花粉の成長が悪く、前シーズンと比べると飛散量は非常に少ない予報です。
それでもすでに抗アレルギー薬の処方をもらいに来る方が出てきています。
2020年シーズンのスギ花粉飛散開始時期予測
天気jpによると
スギ花粉の飛散開始は、九州から東北まで例年並みとなりそうです。2月上旬に九州や四国、東海、関東地方の一部から花粉シーズンがスタートする見込みです。
2020年の1月は全国的に気温が平年並みか高くなる予想ですが、2月は西日本、東日本、北日本ともに、ほぼ平年並みの気温となるでしょう。
冬らしい寒さにより休眠打破が順調に行われて、スギ花粉の飛散開始は各地で例年並みとなる見通しです。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます。
2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよいでしょう。
アレルギー性鼻炎の症状を緩和するには予防治療がお勧め
花粉によるアレルギー性鼻炎の症状を緩和するなら予防内服がお勧めです。
特に重症鼻閉型の人は発症すると鼻が詰まり呼吸が苦しくなります。
アレルギー性鼻炎ガイドラインで重症鼻閉型には抗ヒスタミン薬+抗ロイコトリエン薬+点鼻ステロイドが推奨されています。
ただし抗ロイコトリエン薬は即効性がありません。
効き出すのに約2週間程かかります。
鼻閉に苦しまないようにするには遅くとも2月になったら、できれば1月下旬から症状が無くても服用開始しておくことがお勧めです。
初期治療をすると症状が出始めるのが遅くなり、ピーク時でもかなり症状が抑えられます。
市販のアレルギー性鼻炎薬で予防治療はできる?
点鼻薬
多くの市販薬に含まれている点鼻の血管収縮剤は速効性があり鼻づまりに対して良く効きます。
しかし長期に使うと効き目が少なくなり、効果の持続時間も短くなります。
また、長期使用すると薬物性鼻炎と呼ばれる薬が効きにくい高度の粘膜の腫れがおこります。
短期間の使用に限定し、予防には使えません。
内服薬
OTC薬については下記のブログで書きましたが、
市販のOTC薬は医療用の処方薬と比較すると、効き目が穏やかな物が多いです。
あくまでもつらい症状のときに飲んですぐに効く軽症の人向けです。
初期療法から始めてシーズンいっぱい使用する場合は、自分に合った医療用の薬を処方してもらった方が効果的です。
金銭的な負担も軽く済みます。
私もそろそろアレルギー性鼻炎の予防治療を始めます
今日(2019年1月14日)はゴルフに行ってきましたが、鼻水がラウンド中ずっと止まりませんでした。
まだスギ花粉は飛んでいないはずですが、もしかして僅かに飛んでいて反応しているのかもしれません。
私もそろそろ予防内服を始めます。
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