体重をはかるのは朝・昼・夕・眠前のいつがベスト?
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こんにちは!
三重県松阪市の医療と介護の専門家、
西井医院の院長( @nishii.hospital)です。
糖尿病治療やダイエット外来をしていると、
「体重が1日の中で変動します!」
と言われる方がいます。
体重は血圧同様一日中変動するので当たり前なのですが、ではいつはかるとよいでしょうか?
体重測定は朝起きてトイレの後が一番
起床後、トイレに行った後が一日の中で一番体重が軽くなります。
なぜなら、昨日摂取した食事は消化され、エネルギーとして消費されています。
残渣物は排泄するので、体重が最も軽くなるという理由です。
体重は1日の中で1~2㎏変動する
体重は摂取する食事や水分が溜まることで、朝と夕とでは1~2㎏は変わります。
「夕方になると足がむくむ」といった症状がある人もいるかと思います。
ですので、夜の体重は重くなります。
体重測定は毎日決まった時間にする
血圧同様体重測定も毎日決まった時間にしましょう。
はかる時間がバラバラだと比較が困難となります。
その日の体重に一喜一憂しない
一貫性を持たせるために毎日体重測定をすることをお勧めです。
しかし前日の食事内容やトレーニングの量にかかわらず、体重は自然と増減します。
ある特定の日の体重を気にし過ぎてはいけません。
それは単なるデータ点に過ぎません。
つまり、朝起きて体重をはかり、「私の体重は〇〇kgである」と決めつけるのは良くないということです。
「昨朝より1kg増えた」などと決めつけるのはさらによくありません。
数日だけ体重が減るのではなく、数週間、数ヶ月にわたり毎日体重をはかった結果、下降トレンドが見られると理想的です。
体重が毎日劇的に減ることもありません。
下降トレンドとして1週間に0.5kgくらいずつ減っていくのが望ましいです。
しかし、予定通りに行かない週があることや、個人の目標が当初の体重によって変わり得ます。
高機能体重計は必要ない
体脂肪率を教えてくれたり、筋トレをしている場合の体の変化を予測したりする高価な体重計もあります。
しかし一定の体重と脂肪を減らそうとしている方には、大抵普通の体重計で十分です。
なぜなら、高機能体重計の体脂肪率表示は不正確です。
さらに体脂肪は筋肉をつけるより早く減っていきます。
よって、体脂肪が減っていれば、ちゃんと体重計の数字に表れます。
体重計と併せてテスト用のパンツ(ちょっとキツいが、チャックはまだ閉められるもの)を使うのが簡単です。
このパンツが段々楽に履けるようになって、体重が数週間下降トレンドにあれば、目標に近づいていると考えて間違いないでしょう。
ダイエットでは見た目の変化が1番ですが、数字的な変化を見るのに体重測定も大事です。
見た目と体重の両方でダイエットが進んでいるか判断していきましょう。
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